第7回山葡萄篭編み講習「IN 埼玉」編み講習風景・・2016年7月23日(土)24日(日)・・・

・・・篭編み・そのⅠ・・・
今回は初めて地元を離れての講習会開催でした。開催地埼玉浦和は両日とも明るい夏の太陽が降り注ぐ 天気でました。朝のオープン時間が当初予定と違い8時30分を過ぎても部屋の鍵がもらえず時間通りに来られた 参加者が会場入り口で待って頂くということになりました。・・2日目も同じ状態になってしましました。・・ 確か7時30分には鍵を受取り準備が出来るという予定でしたが当日の守衛さんは外部の人間なので 規定以外には開けられないということで皆さんに迷惑をおかけすることになりました。定刻前に ほとんどの方が揃い「やる気満々」、型通りの挨拶をして早速講習に入りました。 会場の浦和では浦和祭りがあるとかでホテルの予約がとりにくい状態でした。(埼玉スタジアムがあったのでサッカーの試合かな) 予約したホテルのある副都心埼玉という場所はまるで宇宙空間の中を歩いているかのような錯覚をしそうな超近代的なところで会場の県庁近くとは 雰囲気が全く異なる異次元の体験をしたようでした。・・ただ会場が思ったより狭く皆さんには窮屈な思いをさせてしまいました。・・反省・・・

 

・・・篭編み・・その2・・・
2日間で編み終えるのは難しいために一日目は夜間の部もお借りして20時まで編み方を続けました。 ほぼ全員に近い皆さんが時間を惜しむかのように終了20時まで黙々と編み続け早い方は縁芯まで 編み上げた方もいました。ほぼ予定通りの進捗状況だったので一安心です。今回の講師には当店がすすめている マイスター制度登録6名の方があたらせていただきました。 皆んさんが帰った後講師のマイスターさん達が皆さんの出来具合を見させていただり 翌日の編み方の予習を行いました。。当初篭編み講習を始めたころとは見違えるように ほとんどの参加者が上手に編み込んでいたように見受けられました。

 

・・・篭編み・・その3・・・
参加者は関東圏地元埼玉、千葉、茨城、東京の方が多く遠くは福岡や関西圏の岐阜、和歌山などからも 参加いただきました。遠方から来られる方は宿泊までしてこの講習会へ参加いただくのですが それに十分見合う篭編みの技法、完成する篭の出来栄え、楽しい意義ある篭講習ができるような 篭編み講習を目指しています。篭を何度も編み込むうちにいろいろな創意工夫がなされそれを今回の 篭編みに取り入れています。これからも更に研鑽を積みよりよい篭作りをしてまいります。

 

・・・篭編み・・その4・・・
篭作りの道具は篭編みには欠かせません。もちろん道具が無くとも篭編みは十分に出来ますが その苦労の割には出来栄えが異なるのです。熟練した職人さんでさえ道具を使います。 今回は型枠をかえて見ました。従来の型枠は長方形の底と口の寸法が同じな真四角の物を 利用してきました。それをつかって編み込んでいくうちに口の方にいくにつれて広がりを見せてきます。 強く締めても型枠を外した後は底より口の方が広いロート状になっているのです。これでも 篭としては申し分はありませんがやや口が狭く引き締まったほうがきりっとして見えるので 型枠をテーパー型に変えることにし形状も一体物として完成後に解体しやすくしました。 さらに型枠を外す前に工程を増やして口がきりりとひきしまった篭ができるようになりました。 これは道具が無くては出来ない技です。きれいに効率的に編み込むには型枠は必須のようです

 

・・・篭編み・・その5・・・
篭編のひごの幅は7mmサイズとしました。最も一般に編まれているひご幅です。このひごを作る作業はとても時間がかかります。 山葡萄の篭を編みたくても皮が入手しにくくまた入手したとしてもひご作り作業が面倒なのと計画的に樹皮を裁断しないと 思った数量のひごが採ることができません。ひご作りの過程で最も大事なのは「なめし作業」と言われる皮を鉄棒のようなものに 擦り付けて滑らかにする作業です。この作業をおろそかにすると良いひごが採れなかったり、裁断がうまくいきません。 「なめし作業」を十分にしてひごをつくる・・・ひご作りはこちらを参考にしてみて下さい ・・・山葡萄の「ひご作り」・・・ でも実際やってみるとなかなか思うようにいきません。・・講習会のように一つの篭の「ひご」が一式セットで揃っていると 便利ですよね・・・近いうちに篭の大きさに合わせた「篭作りひごキット」なるものを出そうかなあ~と計画しています。

・・・篭編み・・その6・・・
さていよいよ2日目も終盤になってきました。終了予定時間は16時ですが取っ手の4本編みで皆さん難儀しているように 見受けられました。そこで会館の守衛さんに拝み倒して18時まで延長することにしました。時間に追われてもうてんてこ舞い状態、 ひごは不足してくるし終了時間は近づいてくるし、・・・・結局編み終えることのできない人が多数出てしましました。・・・ 編み終えない方々は必要なひごをもちかえって自宅で編み終えるというやり方ですが・・・自宅で上手く編み終えることができるだろうかと 不安になりました。・・・2日間時間を惜しんで編み続けていただいたのに、・・でも編みかけの篭を見るとどなたも「素晴らしい出来栄えの篭」に なっていました。・・・・きっと持ち帰って自分流に仕上げてくれるでしょう・・・それが「マイかごバック」になるのですから・・・ 2日間お疲れ様でした。大変ありがとうございました。・・・・

 


・・・ 4月9日 予約申込み受け付け終了しました・・

篭編み講習
「IN 埼玉」概要

初めての県外「埼玉」での篭編み講習を計画しました
当日は篭完成品の特売、山ぶどう、あけびひごの即売も行います

期日 2016年7月23日(土)24日(日)
場所や日程      埼玉県教育会館(JR浦和駅西口駅より徒歩10分)

埼玉県浦和区高砂3-12-24

日程

一日目 7月23日(土)   集合 9時00分
講習・・・9;30~17;00

二日目 7月24日(日)) 集合 8時00分
講習・・・8;30~16;00

費用      一般  ・・ 35000円(講習料、材料、23~24日の昼食代)
友の会員 ・・30000円(講習料、材料、、23~24日の昼食含む)

会場までの交通費、宿泊の場合の宿泊費は各自の負担となります

募集定員      25名

募集定員数より多い場合には抽選となることがございます

申し込み締切日      6月10日または
募集定員数を一定数(1~2人)超えた場合に申し込み終了となります
  講師、講習内容      山葡萄の蔓材での「山葡萄篭」編みとなります。
篭サイズはA4版サイズ当店のいうスリムサイズとなります
講師ははマイスター登録者です
その他      2日間の日程での完成はなかなか難しい日程です
完成出来ない場合には必要なひごを持ち帰っての自分での製作となります
完成を目指してください、編んだ篭はお持ち帰りいただきます
お申し込み方法      お申し込みは電話&FAX: 0229-26-3475や
メールcheechro@sansaikinoko.comでお申し込み下さい

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