かご編みと田舎暮らしを楽しめる「ちいくろセンター」をつくります

2021年3月

自然に触れあいながら学び、遊び、集うそんな場所「ちいくろセンター」をつくろります
多くの仲間を募集と建設費の一部に利用させていただくために「クラウドファンディング」に
チャレンジすることにしました。趣旨に賛同される皆様のご支援をよろしくお願いします。
クラウドファンドはこちら「ちいくろセンター」からご覧いただけます
まだ未公開で4月10日頃に公開する予定です

みちのくの田舎 宮城県加美郡の田園風景の豊かなところにかご編みをやりながら田舎暮らしのできる「ちいくろセンター」をつくります。4年ほど前に古屋を譲っていただき荒れ地を少しづつ整備してきました、この古屋を改修して自然に触れ合い宿泊ができゆっくりとかご編みをしていたくかご編みの総合施設をつくります

・・・・ごあいさつ・・・・

皆さんはじめまして宮城県大崎市で「ちいくろ工房」を運営しています伊藤幸男です。15年ほど前に山菜やきのこを採取しネットで「山菜、きのこ直売所ちいくろ」を立ち上げ販売を始めました。山菜やきのこはシーズンがあり通年での仕事が少なく、そのことに携わる山村の方々も細々とやっていました。山村で通年し安定した収入を得ることはできないかと思い山菜やきのこ栽培やツアーの案内などを行ってきましたが十分ではありませんでした。あるとき自然の蔓材で「かご編み」をやっていると聞きこれは通年の仕事になるのではと考えました。蔓材の山ぶどう、あけび,くるみは木の実として採取や、栽培をして販売をしていましたし、山や自然に詳しい友達や山を所有している仲間も多く蔓材採取には恵まれていました。色々見聞きしているうちに近くの山村でも少し前までは身近で自然素材を生活に利用していることも知りました。栽培も蔓材は他の山菜やきのこに比較して手間がかかりません。採取や編み方を勉強して5年前ぐらいから本格的にかご編みを始めました。仲間も増やしました。数年前に離村した古屋を譲っていただきこの場所でかご編みの総合施設を計画しこれまでの夢だった山村で通年して生活のできる基盤づくりをつくることにしました。周辺を整備しかご編みのできる作業場、型枠などを制作する加工場をつくりました。蔓材のサンプルとしての蔓材栽培もはじめました。田舎暮らしの自然体験をしながら蔓材などでのかご編みをおこなう総合施設の主体となる「ちいくろセンター」の作業にはいります。

・・・「ちいくろセンター」はこんなところ・・・

ちいくろ荘予定の敷地概要の画像です。
敷地全体は1500坪ほどあります。譲っていただいたときには荒れ地でしたが少しづつ整備を行い現在はひごつくり用洗い場、ひごつくり場、かご編み場、オンライン発信基地、道具等の製作加工場、樹皮の乾燥小屋があります。敷地周囲にはかご編みに利用するクルミ、瓜肌カエデ、ヒロロなどのスゲ類、山ぶどう、あけびなどのかご編み素材サンプルも植えてあります。

洗い場

敷地内に湧水がありそこから水を引いて洗い場を作りました。山ぶどうかご編みの最初の作業はひごつくり、樹皮を水に浸けて柔らかくし洗ってやります。水は多くのことに利用ができるので大変重宝します。湧き水なので夏は冷たく冬は暖かい肌に優しい水です。ひごつくり体験者はこの場所から作業開始です

ひごつくり加工場

ひごつくり加工場全景

古屋の物置小屋を改修しました。土壁の昔風の外観でしたが少し今風にしました。約16畳ほど小さな小屋で薪ストーブを置いて暖をとります。そこに5~6人ぐらいの作業スペースを設けています。ひごつくり加工場ではやまぶどう、クルミなどのひご加工やひごつくりの体験教室を行っています。

かご編みは楽しい作業ですがひごつくりは根気のいる作業です。1本1本丁寧に作業を行っています。

かご編みやオンライン基地

今年の冬は雪が多く2月20日でもこんなに雪でした。ここは細長い小さな建物で昔の山の校舎を想像させ郷愁を誘うような雰囲気の建物です。ここではかご編み、オンライン講習発信場所、型枠や道具の製作加工場があります。みな手作りでコツコツやりました。

内部の画像

一部を土間にしてひごを削ったりなめしたりの作業が気兼ねなく行えるようにしています。奥は床張りをしてかご編みやオンライン発信場として利用しています。ここでもひごつくり教室やかご編み教室を行っています。ここにも薪ストーブを設置しています。木の香りや柔らかい暖かさが伝わってきます。また山ぶどうの端材を利用して草木染めを行っています、

オンライン講習のテスト中の様子

まだ十分ではありませんがここから全国のかご編み希望者にオンライン講習ができるようにテスト訓練中です。コロナ汚染で昨年2020年はかご編み講習は全て中止に追い込まれました。山ぶどうの篭を編んでみたいという希望者に遠隔で講習ができないだろうかとオンライン講習の準備を始め現在テスト中です

乾燥小屋

採取した樹皮の乾燥室です

蔓の採取は6月中頃から7月中頃まで3~5人で行っています。採取した蔓の整理は数人で行います。採取期間中は梅雨の時期で湿気が多くカビ対策に苦労します。整理後乾燥室に入れて保管します。乾燥室は空気が自然流通するようにしたり湿気の防除や高温になる暑さに対する熱対策をとっています。

乾燥室内部

内部は3段の棚にして樹皮の種類別に分類をしています。この乾燥室は樹皮の採取のまま「原型品」ですが混みあってきたので、ひごを加工した「ひご製品」や端材、クルミやアケビ蔓材の第2乾燥室を計画しています

・・・ちいくろセンターの概要・・・

ちいくろ荘のコンセプト

「不便」「不自由」で「おもいやり」がコンセプト。

「不便」「不自由」な田舎暮らしは他人を思いやりいたわり、助け合い、譲り合いが必要です、便利さや快適な暮らしは一方では自然や家族制度崩壊などにつながります。肩寄せ合って生活する不便な暮らしは他人にやさしい心を育みます。自然と触れ合うことは命の大切さを学びます。自然と共生し「おもいやり」を大切にして生活する場が「ちいくろセンター」です。

改修する現在の建物

改修する古屋の外観 2021年2月25日撮影

改修する古屋の内部 1

部材が散乱しています

改修する古屋の内部 2

土台や柱が朽ちて危険な状態です。慎重に気を付けて作業をします

完成予定外観

平面図

一階平面図

周辺の風景

田園地帯が広がる平凡。素朴なところで典型的な山間地の農村です
3月初旬撮影、

近隣にも名称、史跡、観光地なども少なく、地理的には温泉地で有名な鳴子温泉、秋田や山形へ行く道中の途中になります。静かで都会などの雑踏とは無縁でおだやかにゆっくり篭編みができるそんな時間を体験ができます

作業スケジュール

改修作業は3月より始めていますが他の仕事があるために工期はゆとりをもってやることにしています。おおよそ10ケ月の工期で年内中に完成予定です。巻末に作業実施工程の画像をのせますのでご覧ください

作業内容 備考
敷地内整地、整備
解体、片付け、
基礎工事、給排水工事
基礎工事、給排水工事
1階建て方工事
1階建て方工事
屋根工事
10 外壁工事
11 内部造作工事
12 内装。設備取り付け、完工
2022年1月 オープン予定

基本的には殆どが個人でのコツコツ作業です
仲間が来て手伝っていただくこともあります
期間中の工事等の見学はできます
またお手伝いも歓迎ですが日当等は決めていません

山にかかわる仕事をして15年位になります。以前は海に関係することもしていました。山と海を見ると山の恵みは豊かな海の幸には敵いませんし山間地の産業は地の利の良い沿岸の産業のようにはいきません。山の恵みで海のワカメのようなものがあれば山村の生活にも豊かさがでるのではとシイタケ栽培なども試みましたがうまくいきませんでした。山ならではの特性を生かし通年して仕事ができる産業を模索していました。その中で出会ったのが「蔓」です。やまぶどう蔓材は以前海の養殖用の資材として利用されていました。しかし繊維のロープ等ができて以来利用されなくなりました。自然の蔓材は腐敗し自然にかえり海の汚染とは無縁ですがこの「蔓」が海では得ることのできない山村特有の産物で環境に優しい物質です。自然素材蔓材での「篭編み」は他の素材篭編みとは利用する物質、その背景などから「篭編み」の意義が違いますしこれらの篭は自然素材が持つ不思議な魅力が持ち手に響きます。この「篭編み文化」をすすめることは山村の活性化を進めることだけだはなく自然に触れ合うことで動植物などを思いやる豊かな心を育て自然との共生を高めることにもなるでしょう。自然と触れ合いながら先人の知恵に思いめぐらしかご編みをするひと時を。「ちいくろセンター」はそんなところを目指しています。通年で仕事ができ海に負けない産物これが山村の蔓材です。

ちいくろセンター進捗状況