山ぶどうの魅力

山ぶどうは自然素材の中でもひときわ優れた特徴を持つ蔓材です。通常の物質は光、水、空気による経年劣化は避けられません。褪色、腐敗、強度劣化などが見受けられます。しかし山ぶどうは鉱石のような性質を持ち時間とともに光り輝く「樹皮の宝石」のようです。山ぶどうで編んだ篭は親から子へそして孫へと幾代も愛し続けられる由縁です。自然素材の山ぶどうかごバッグは質素で素朴ながら清楚で品のある日本文化の香り漂う篭バッグです

山ぶどう篭は自然文化交流大使

山ぶどうなどの蔓材は山村の人たちの生活に愛され利用されてきました。それらの素材は地球環境にやさしい自然に戻る無害素材です。これらでの「篭」は他の素材篭とは利用する物質、その背景などから「篭」の意義が違いますしこれらの「篭」は自然素材が持つ魅力が持ち手に響きます。自然素材の「篭編み」をおこなうことは「篭編み文化の普及継承」だけではなく山村の活性化を進め自然に触れ合うことで動植物などを思いやる豊かな心を育て自然との共生を高めることにもなるでしょう。自然と触れ合いながら先人の知恵に思いめぐらし編み込んだ「篭」には自然の息吹が感じられ自然との「文化交流大使」のようです。

ちいくろ工房紹介

1,蔓の採取からかご編みまで
ちいくろ工房は自分たちで蔓の採取からかご編みまでを行う「山ぶどうかご編み等」の専門店です

2,独自のマニュアル
誰もが気軽にかご編みに親しめるように成文化したマニュアルをつくり常に新しい技などに修正、変更を加え誰もが短期間で「かご編み技術」を学べるようにしました

3,道具の開発や利用
編み技術に加えて道具の開発製作にも取り組んでいます。道具を利用することでよりきれいに短時間でかご編みができるように工夫をしています。

4,山ぶどう蔓材安定供給のための栽培
かご編み文化を継続するには材料の供給が必要です。将来にわたり安定して素材を確保するために山林での蔓栽培も行い蔓材は間もなく採取ができるようになっています。今後も継続して行います

5,かご編み文化拠点をつくります
自然素材でのかご編み文化の普及継承の拠点「ちいくろセンター」をつくります。各種蔓材の見本、ひごつくりからかご編みまでのできる施設、遠方からの来店者には「篭編み」をしながら「山里暮らし体験」の宿泊できる施設をつくります

山ぶどうひごつくり教室

山葡萄篭は素敵な光り輝く自然の宝石のようです。篭の完成までには隠れた大変な作業があります。 「ひご作り」は最も大変な作業に入ります。このひご作りも編み手の言い伝えなどで多種多様、様々な 作り方があるようです。ひご作りは成文化されたものもなく初めての方は手探り状態で「ひご作り」に 挑戦して篭を完成してきました。どのような方法が最良のひご作りかはよくわかっていません。当店でも 同様暗中模索で現在に至っています。ひご作りを「マニュアル化」して山葡萄の篭作りをもっと身近なものにし山村の文化を 継続、継承できればと願うのです。

ひごつくり内容と受講料

学科:山ぶどうの性質とひごつくりについて
樹皮からひごをつくる前に山ぶどうの樹皮の構成や山ぶどうの特長など基本知識、採取時期や採取のやりかた、ひごをつくる前の準備工程、水に浸けたり,なめしたり、つくったひごの適材適所の利用方法など「山葡萄のひご作りマニュアル」ついて学びます。

実技:ひごつくりの実際
山ぶどうの樹皮は複雑にひねり、節などがあり「ひごつくり」は大変な作業となります。貴重なひごを無駄なく有効に活用するため当店開発のひごつくり道具「はば太郎」によるひごつくりを行います。「はば太郎」は単純な仕組みですがひごつくりには欠かすことのできない優れものです。幅4㎜~15㎜程度を自由に設定し切ることができます。樹皮は複雑な形を構成しているためにひごつくりには技が必要となります、ひごつくりの実際ではこのような場合の切り方、対処方法の技を学びます。
受講料
 8000円(税込み)
(講習料6000円 材料代2000円)
会場までの交通費、宿泊費は各自の負担となります
ご自分の樹皮をお持ちになる場合には材料代2000円分は不要となります。出来上がったひごはお持ち帰りいただきます。

任意はば切り道具「はば太郎」
切り幅を4~15mm任意に切り替えられます

固定式はば切り道具
固定式の3連式「はば切り道具」で3,4,5mmサイズの幅を切ります、主に「はば太郎」ででた端材などを幅の狭い3、4,5mm幅に切りそろえます、(非売品)

受講内容のご案内

受講日程について
学科:「山葡萄ひご作りマニュアル」約1時間
実技:「はば太郎」を利用してのひご作り約2時間

受講内容について
樹皮を水に浸ける・・受講時前に浸けておきます

ひごをつくる場合には事前に樹皮を水に浸けておきます。採取した樹皮を丸めてあるのは樹皮の整理や梱包がしやすい、水に浸けやすい、縦割れを防ぐなどの理由があります。おおよそ8時間以上水に浸けてやります、

樹皮を洗う、なめし作業をおこなう

樹皮をきれいにして、切りやすくするために洗ったり、なめし作業を行います。この洗い、なめし作業はひご切りと同等の重要な作業となります。当店の開発した「洗いなめし道具」による作業で樹皮は見違えるほど「きれいな樹皮」に変わります。

はば太郎を利用する

はば太郎を利用してひご切りを行います。ハサミでの手作業による作業効率、出来上がり精度の違いが実感できます

教室受講お申込み方法

お申込先
ちいくろ工房の「山ぶどうひごつくり」教室は2校ございます、ご希望の教室へお申し込みください。お申込みは直接電話、FAX、メールなどでお申込みください、。

ちいくろ工房「本校教室」
所在地:〒989-6216
宮城県大崎市古川柏崎字大町193-2
電話とFAX  0229-26-3475
メールアドレス;cheechro@sirius.ocn.ne.jp
講師:伊藤 幸男

ちいくろ工房「静岡教室」
所在地:〒421-0412
静岡県牧之原市坂部789
電話  090-7699-2509
メールアドレス;yurugino165@yahoo.co.jp
講師:槙野 浩子

ちいくろ工房 「本校教室」のご案内

営業時間や日時
教室日:毎週土曜、日曜  13:00~16:00
ご希望の日時に添わない場合にはご相談下さい
ちいくろ工房は無休で営業をしています
ご来店の際にはご連絡の上お越しくださるようお願いします
受講に際して準備してくるもの
作業に適した服装、手袋、ハサミ、定規、エプロンをご準備の上お越しください
制作した「ひご」はお持ち帰り頂きます
アクセス
車でお越しの場合・・東北自動車道古川インター下車15分ぐらい
列車でお越しの場合・・東北新幹線古川駅で陸羽東線に乗り換え西古川駅よりタクシーで7分
住所;宮城県大崎市古川柏崎字大町193-2
連絡先電話番号:0229-26-3475

講師
伊藤幸男

ちいくろ工房 「静岡教室」のご案内

営業時間や日時
準備等の関係から
静岡教室は2022年1月よりの開始となります。
教室日:受講日時についてはご相談の上お受けします
平日の場合(月~金)
午前  9:00~12:00
午後 13:00~16:00
土、日祝祭日の場合・・事前にご相談ください

受講に際して準備してくるもの
作業に適した服装、手袋、ハサミ、定規、エプロンをご準備の上お越しください
制作した「ひご」はお持ち帰り頂きます
アクセス
車でお越しの場合・・東名高速道路の吉田インターから車で7分ぐらい
列車でお越しの場合・・最寄り駅は金谷・島田・藤枝でいずれも車で20分位です
静岡空港からも車で5分
住所;
静岡県牧之原市坂部789
連絡先電話番号:090-7699-2509

講師
槙野 浩子