ヒロロ(ひろろ)かごバック
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ヒロロ篭編み材料

ヒロロ(ひろろ)

篭編み材料に「ヒロロ(ひろろ)」という野草を利用するということを耳にしました。聞いたことのない 野草の名前でした。キノコの先生に尋ねると知ってるというのです。先生は土木事業をやっている会長で 若いころの林道工事の法面の保護工事にそのような草を利用したと言っていました。法面の工事に利用する野草?・・ あるとき先生と一緒にサルノコシカケ採りに奥山に入り沢筋を歩いていたとき聞いていた「ヒロロ(ひろろ)」らしき 野草が目に留まり採取して見てもらうと「この草だ」というのです。持ち帰り図鑑などを見ますがよくわからず 参考書などをもとに葉をほぐして乾燥させていると97歳のおばあさんがこれは「ゆぐさ」だというのです。「ゆぐさ」で 子供のころ親たちが蓑(みの)を編んでいたので覚えていたようです。会津地方ではこの野草を「ヒロロ(ひろろ)」といい みちのく陸前の地では「ゆぐさ」と呼び同じように生活必需品を制作する欠かせない野草だったようです。         
   

      
ヒロロ(ひろろ)
    

ヒロロ(ひろろ)篭編み材料 ヒロロ(ひろろ)の生息地
先生とサルノコシカケを採取に行ったのは山形県境にある深い沢筋でした。岩肌が露出して足元が滑りそうなところです。先生は趣味の岩魚吊りで この渓流を何度も訪れているそうです。偶然にヒロロを見つけましたがその後は奥山の山ぶどう蔓採取時期の林道に一面に発生していました。 今迄見たことも無いような野草がいつも行っている場所に自生しているのです。全くの野草、雑草のようで林道などでは歩くのに邪魔になるので 伐採されるだろうと思う生息状態でした
ヒロロ(ひろろ)篭編み材料 ヒロロ(ひろろ)の生息状況
沢筋の崖斜面に繁茂しているヒロロ(ひろろ)、萱(ススキ)に似た発生状態です。この場では崖地の斜面でしたが他の場所では多少勾配のある 林道、林道斜面などでした。ヒロロ(ひろろ)には2種類のヒロロ(ひろろ)が生息しているとあります。葉の大きさで見分けるように書いてあります。 葉が大きく幅の広いのがウバヒロロ(オクノカンスゲ)、葉が小さく幅の狭い物をホンヒロロ(ミヤマカンスゲ)と呼ぶようです。初めは カンスケという人の名前のようでしたが助(スケ)ではなく「スゲ」といいヒロロがスゲ類に入ることから、オクノカンスゲ、ミヤマカンスゲといい この2種を区分けせずに「ヒロロ(ひろろ)」と呼んでいるようです。ウバヒロロ、ホンヒロロも探してみると同じ場所で見つかりました。 この2種は採取時期が異なるらしくウバヒロロは6月ごろ、ホンヒロロは9月ごろとあります。その理由は採取しやすさ、出来上がりの色合い、作業性のしやすさ などからおのずとこの時期になったようです。
ヒロロ(ひろろ)篭編み材料 ウバヒロロ(オクノカンスゲ)??
ウバヒロロ、ホンヒロロと2種あるヒロロのうち幅の広いウバヒロロ(オクノカンスゲ)??だろうと思う画像です。 同じ場所でホンヒロロ(ミヤマカンスゲ)も見つかりましたが画像を撮るのを忘れました。でもきちっと見分けられるほど 違いが少ないのです。ウバヒロロは6月に採取とありましたが7月後半に採取して見ました。ホンヒロロは9月採取とありましたが こちらも同様の時期に採取して見ました。採取時期が異なるとどのように違うのかを検証するためです。 ウバヒロロは大きな株で一株から10数本の茎が出ています。長さも1m以上ありました。ホンヒロロはウバヒロロに比較すると 細く長くまるでススキのようです。
ヒロロ(ひろろ)篭編み材料 ウバヒロロ(オクノカンスゲ)の花
「ウバヒロロ(オクノカンスゲ)」は7月の時期には花芽を咲かせていました。まるで雑穀のヒエやアワ等の実のような感じがします。 花芽を持つ茎は株間から2本ほど分かれてその先に花芽、種をつけるようです。ホンヒロロと見られる方はまだその気配はありませんでした。
ヒロロ(ひろろ)篭編み材料 ヒロロ(ひろろ)はイネ科の植物?
先生がこの野草はイネ科の植物なので稲と同じような発生状況だというので早速隣りの田へ行って水稲の状況を 撮影しました。似ています。発生状況も形状もよく似ています。稲も藁にして昔は草鞋や蓑を編んだりしていました
ヒロロ(ひろろ)篭編み材料 根ほぐし作業
採取したヒロロを持ち帰り葉を一本づつにする作業を「根ほぐし」と呼ぶようです。一つの茎からは5〜6枚の葉が出ています。 それを丁寧に一枚一枚に分けていきます。この作業の目的は葉の乾燥をしやすくする。葉が重なった部分が変色することから防ぐ、 均一な乾燥材を作るなどが考えられます。
ヒロロ(ひろろ)篭編み材料 ヒロロ(ひろろ)の乾燥
7月後半に「根ほぐし」したヒロロ(ひろろ)を天日で2〜3日乾燥させました。後は日陰干しで保管しておくとありました。 わからないので参考文献にあったように行いました。やや乾いたヒロロはしなやかで編み込むのには とても良い状態になったように思います。これからの9月にホンヒロロを採取し、現在のヒロロの状態と比較して 採取時期によっての違い、ホンヒロロ、ウバヒロロとの違いを見て見ようと計画しています、

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