山葡萄の篭は編んだのちに日増しに色合いが変化していきます。
篭の醸し出す雰囲気は他の篭では味わうことができないほど です。
篭の完成までは幾多の手数がかかりますがその成果が報われます。
この山葡萄の篭が出来上がる工程をご覧ください。


・・・採取・・・

山葡萄蔓の採取期間は春若芽が出る時期から初夏の若葉が生い茂る時期が採取時期です。この時期を逃すと あと一年を待つことになります。この時期は植物も動物、昆虫も活動時期で山での採取環境はあまりよくありません。 特に虫刺されには困ります。こんな時期に採取をしてきます。想像以上に大変な採取作業ですよ!

 

・・・乾燥、保存・・・

採取したものを乾燥させます。夏場は油断するとカビの発生があります。風通しのよい雨の当たらないビニールハウスなどの施設が 適します。そのままの状態で保存します。

 

 

・・・水に浸ける・・・

蔓は乾燥すると丸くなってしまいます。篭編みを始める時に癖などをとるために水に浸けて柔らかくしてやります。 水に浸ける時間は3~4時間で十分です。長時間浸けると樹皮表面の外皮が剥がれやすくなることがあります。

 

 

・・・なめし作業・・・

篭編みの裏方作業です。でも作業が大事です。「なめす」とは皮などを引き延ばし癖などをとることを言います。 できるだけ丁寧に何度も鉄棒のようなものに擦り付けて癖をとり曲がりを直したりします この鉄棒ですが大きなサイズの方が皮の割れが少ないのでよさそうです。

 

・・・ひご作り・・・

希望の幅に樹皮をカットします。一般的な「かごバック」のひご幅は5~7mmです。ハサミなどでカットしますが なかなか均一にカットすることは難しい作業です。工具を作ってひご作りをやってますが慣れないとうまく切れません。

 

・・・ひごを袋に入れる・・・

ひごを更に柔らかくし作業性をよくするためにカットしたひごをビニール袋などに入れて 乾燥を防ぎます。

 

 

 

・・・篭編み場・・・

篭工房の2階の画像です。この場所で篭編みを行いますが 大きなかご編にはひごが長くなってスペースを広くとります。

 

 

・・・型枠の準備・・・

篭を型枠なしで編むには熟練した技が必要です。型枠は大変便利な道具です。 初めての方も型枠を使えばそれほど苦なく綺麗に編むことができます。

 

 

・・・篭編み道具(ハサミ、工具など)・・・

篭編みには型枠のほか色々な道具があると便利です。上手に道具を使うことで 職人技のような作業も行うことができます。

 

 

 

・・・マニュアル(作業標準)・・・

希(めぐみ)工房の篭編みはマニュアル(作業標準)があります。マイスターはこのマニュアルに基づいて 篭編みを行います

 

 

・・・底を編む・・・

マニュアルには底を編むにもこのような工夫がされています。熟練者でなくとも熟練者同様以上の 篭編みがこのようにできています。

 

 

・・・型枠に底を止める・・・

底を編んだら裏返しにしてひごが動いたり、乱れたりしないように底に 当て板をしピンで止めてから側編みに入ります

 

 

・・・編む・・・

ひごを編み込んでいきますがもっと綺麗に出来ないだろうかと試行錯誤を繰り返して より良い編み方、篭製品を作るよう努力しています

 

 

・・・内袋、アクセサリー・・・

篭本体ができた後篭内部へ内袋を取り付けたり、アクセサリーの取り付けを行います

 

 

 

・・・かごバック完成・・・

かごバック完成です。